学生ライフ
【いくつ知ってる?】関西の各大学だけで通じる「専門用語」を集めてみた。

どうも、ライターのかまたまです。

皆さんの大学に、「専門用語」はありますか?
ここで言う「専門用語」とは、「その大学だけで通じる用語(隠語)」のことを指します。

キャンパスや学部、立地や建物、授業など、各大学に様々な特徴があるはずです。

そこで今回は、きっとみつかるカフェ。の学生スタッフに聞いた関西の各大学「専門用語」をご紹介します。

大阪大学

・「再履バス(さいりばす)」
阪大はキャンパスが3つあり、各キャンパスを移動するために無料の学内バスが出ている。
しかしキャンパス移動をするのは単位を落とした授業を再び履修する「再履」の学生が多いために、「再履バス」という不名誉な名称で呼ばれている。
しかもその再履バスの混み具合がハンパではなく、息もできないほどぎゅうぎゅう詰めであることから「奴隷船」とも呼ばれている。

・「館下(かんした)」
豊中キャンパスにある「図書館下食堂」のこと。
文字通り図書館の下(ほとんど地下)に食堂があり、阪大名物「天津麻婆丼(通称てんま)」が食べられる。お昼時はめちゃくちゃ混む。

・「吹田工業男子大学」
阪大吹田キャンパスのこと。
吹田キャンパスには工学部や医学部などがあり、圧倒的な男子率を誇る。(9割以上が男子という噂も)

・「斎藤さん」
豊中キャンパスに生息している黒猫の名前。
誰かつけたのか、いつからいるのかも分からないが、多くの阪大生から愛されるアイドル猫である。
大講義室で一緒にご飯を食べたり、一緒に講義を受けたりとキャンパスライフを楽しんでいる。



神戸大学

・「登山」「下山」
「登山」は登校のこと、「下山」は下校のこと。
神戸大学六甲台キャンパスはその名の通り六甲山にあり、その標高は100メートルを超える。
そのため神大生は「帰るわ~」ではなく「下山するわ~」と言う。

・「36系統」「16系統」
神大生がよく利用するバスの系統。
36系統が六甲台キャンパス行き、16系統が国文キャンパス行きである。

・ラーコモ
ラーニングコモンズの略。図書館前にあるコワーキングスペースのこと。
意識の高い学生たちがMacをカタカタしている。



大阪市立大学

・「堺市リターン」
最寄りであるJR阪和線杉本町駅は、普通電車しか止まらない。そのため、天王寺から堺市まで行ってから杉本町へ戻った方が早く着く場合がある。
学生生活に慣れてくると堺市リターンを始める人が多い。ただし、時と場合による。
なお、「堺市バック」「堺市チャレンジ」など、人によって呼び名が違うらしい。

・「アイドンノーテスト」
2年まで必修の英語のクラス分けに使われるテストのこと。
音声が流れたあと自分でマイクで話して答えるのだが、質問が流暢すぎて難しいためアイドンノーと言うしかない。
ちなみに何かしら答えないと次の問題に進めない不親切設計である。

・「コミュカ」(または「コミカ」)
コミュニケーションカードと言う名の出席カード。一般教養や言語の授業など、基本的にどこでも使われている。
デザインに関するツッコミは最早されていない。(誰がデザインしたのかも不明)
カラーバリエーションがやたらと豊富で、たまに全色揃えているコレクターがいる。

同志社大学

・シャカシャカ
社会学部社会学科のこと。とても語呂がいい。


・「N31」

今出川キャンパス寧静館(ねいせいかん)3階の教室のこと。
「N31」というワードは、ドラマ「僕のヤバい妻」で登場する重要なキーワードである。
ちなみに「M」は明徳館(めいとくかん)、「S」は至誠館(しせいかん)というように、それぞれの建物に略号がある。



近畿大学

・「ピーする」
出席のこと。厳密には出席確認のため機械に学生証をかざすこと。
正確な効果音は「ピ↓ロリン↑」
近大では出席は機械で行っているが、かざしたあとしっかり授業を受けるであろうという性善説に基づいて設計されている。そのためピーだけして授業をサボる学生が後を絶たない。

ちなみにピーだけして授業をサボることは「ピーバイ、ピー逃げ」と言う。
受講生が多く出席を確認しない授業のときはよく行われる。
しかし提出課題があるときは驚くほど出席する。



関西大学

・「自己みつ」
関西大学のカモ般教(単位がとりやすいと噂の一般教養の授業)。
関大生みんなが履修希望を出すので抽選で履修希望が決まる。
当選者は崇められるが、実際は期待するほどカモでもない。

・「社ガール」「社レディー」「社マダム」「社ババ、社マン婆(しゃまんば)」
社会学部の女子に与えられる称号。左から1、2、3、4回生。
1回生は崇められるが、歳をとるごとに学内での社会的地位が下がっていく。



大阪教育大学

・「登山」「下山」
神戸大学と同じく「登山」は登校、「下山」は下校のこと。
ちなみにこちらはラインスタンプにもなっている。

・「五位堂バック」
鶴橋方面から急行に乗ると河内国分駅で準急・区間準急・普通のいずれかに乗り換えなければいけない。が、そこで寝過ごしてしまい五位堂駅まで行って戻ってきてしまうこと。
「寝過ごした!」ではなく「五位堂バックした!」と言う。

・「五月(さつき)マジック」
1回生を中心に行われる五月の文化祭「五月祭(さつきさい)」がきっかけで彼氏・彼女ができること。
しかし秋に行われる神霜祭(かみしもさい)までに別れるという噂がある。



立命館大学

・「パラ産」
パラダイス産業社会学部の略。
卒論は書くも書かないも自由、単位も簡単に取れる、そして外見も派手な人間が多いことから。

・「OIC」「BKC」
「OIC」は大阪茨木キャンパス、「BKC」は琵琶湖草津キャンパスの略。
衣笠キャンパスだけ略称がない。
(「KIC」らしいがあまりにも強引なために浸透しなかった)

・「パルテノン神殿」
衣笠キャンパスの新図書館。2016年4月から使えるようになった。正式名称は「平井嘉一郎記念図書館」。
その外観があまりにもギリシャのパルテノン神殿に似ているため、建設時から話題になっていた。

出典:http://www.ritsumei.ac.jp/acd/mr/lib/hml/



まとめ

皆さんはいくつ知っていましたか?

「~バック」や「登山・下山」なんかは共通するところが多そうですね。
みんな考えることは同じなんですね……通学の不便さを笑いに変えているあたり、さすが関西と言えなくもありません。

今回紹介できなかった大学の皆さん、ごめんなさい!
紹介しきれなかった「専門用語」もまだまだありますのでまた次の機会に!

 

 

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