学生ライフ
【現役塾講師に聞いてみた!】塾講師を通じて得たもの・気付いたこと
大学生のアルバイトとしてよく聞く塾講師。
塾講師をして思うことや、
自分自身が変わったことなどを
講師歴4年、春からは教育業界に進む
個別指導学院フリーステップの現役塾講師
に伺ってきました。
大学生のアルバイトとしてよく聞く塾講師。
塾講師をして思うことや、
自分自身が変わったことなどを
講師歴4年、春からは教育業界に進む
個別指導学院フリーステップの現役塾講師
に伺ってきました。
\勤務歴4年、ベテラン講師のみなさん/
みなさん、塾講師をする前から教育業界に進もうと思っていましたか?
私は教育業界に行こうと思っていました。今働いている校舎に、仕事もできて、生徒にも講師にも積極的に話しかけている、尊敬できる上司がいるんです。その方と「一緒に働きたい!」と思いました。
私は全く(笑) 製薬業界をみてたんですよ。実は中高の頃、医者になりたかったんです。大学受験でその夢は破れたんですけど、諦めきれなくて。将来は医療系の仕事に就こうと思っていました。夢が医療から教育に変わったのは就活の最中、3回生の終わりでした。ただいきなりではなく、ずっと教育は大事だと思っていて、その気持ちが浮上した感じです。自分の軸である「人を救う」が、医療だけじゃなくて教育も同じだと気付きました。
人の夢は変わると思います。みなさん(きっとみつかるカフェスタッフ)は、将来、メディアや出版関係に進みたいと思っているんですか?
いいえ、みんなが将来に直結すると考えて参加しているわけではなくて、ただ自分の好きなことを伝えたい!という気持ちを持っている人も多いです。
最初から教育業界に入ろうっていう目的があって塾講師をするわけじゃなくて、「子どもが好きだから」「子どもに教えたい」っていう気持ちを持った人が入ってきてると思う。
塾講師の経験をしていなかったら、教育業界で就職していないと思います。大学に入った頃は教育業界に就職するなんて夢にも思ってなかったですね。
(飯尾さんと)全く同じです(笑) 生きてきた中で自分で選ぶっていうのがあんまりなくて。でも、このアルバイトは唯一自分で選んだものなのかな?と思います。就活中に迷った時に「自分がしたいことは、今自分がやってることなんじゃないかな」と感じて、教育が(選択肢に)出てきました。
就職活動のときは、色んな業界をみて欲しい。色んな職種にあたった方が人生豊かになる。説明会とかもひとつに絞らずにみるのも面白いと思います。ひとつのところに拘るのもありだけど、回り道、遠回りも面白い。紆余曲折ある人間の方が面白い。
就職活動において塾講師の経験が役に立ったと思うところはありますか?
ありますね。教育業界以外のところでも話ができて、面接官や人事の方の受けがいいんですね。どのアルバイトもそうだけど、一生懸命やっていれば話す内容が無限にある。それが如実に表れるのが塾講師だと思うから、塾講師を本気でやることは就職に有利になる。実感としてあります。
生徒に教えているのでSPIは余裕でしたね。その点は問題なく受けられた。それから周りに難関大学の人や色々な学部の人がいるので、色んな知識を得て、就職活動ができましたね。
ESの質問でよくある「挫折の経験、それをどう克服したか」みたいな、マイナスがあってそれをどう克服したかっていう類いのものは書きやすい。塾講師は、失敗体験をしやすい。それをどう成功に変えていくかっていうのが自然と身についていくんです。
そういう点では就活向きだと思う。
そこは鍛えられましたか?
初めてくる生徒をどう落ち着かせたり、緊張をほぐすか考えたときに、こちらから話しかけるのが大事だとわかりました。他の人と話すときも、自分から話題を提供しやすくなりました。就職活動の時も横の人に「どこの大学なんですか?」とか話かけてしまいます。そういう力はついたかなと思いますね。
4年もやってると初対面の人が怖くなくなる。(下村さん・遠藤さんをみつつ)怖くなくなる…よね?
大学1年の時は人見知りというか、いわゆるコミュ障だったんです。だけど今は初対面の人ともどんどん話ができる。初対面特有の距離感がないので逆に困るくらい(笑) それくらいコミュニケーション力はつきますね。
あともうひとつ思ったのは、自分からいくのも大切なんですけど、相手の話を聞いたり相手の様子を見る力もコミュニケーション力だと思うんですよ。その力は塾講師をすればつきます。生徒が言う「分からない」にも種類があって、話を聞いていたらそこじゃなくて別のところに課題があったり。分析力や傾聴力、物事をわかりやすく伝える伝達力。いわゆる社会人基礎力は、気が付いたらついてます。
分析力はつきますね。入塾する前に授業を体験する体験授業があるんですけど、初めての子でしかも1回きりなので、そこでどれだけ理解させるかがカギになってくるんです。4年続けてきて、「ここがわからない」「ここで躓いている」というのが分かってきました。それは試行錯誤して、授業のやり方を自分なりに工夫しているからこそ、わかるようになったと思います。
いかがでしたか?
てっきり教育系にいくつもりで塾講師をしている人が多いのかと思いこんでいましたが、案外違うんだな、ということが実際に話してみてわかりました。
今回、話を聞かせてもらった3名とも、生徒と向き合い、教えることに誇りを持っている素敵な方たちでした。
塾講師って、始めたら辞めにくいな…と
考えている方もいらっしゃるかもしれません。
が、
「辞めると迷惑がかかる」と思っている時点で、
責任感があるということ。
「教えたい」その気持ちを大切に、
まずは一歩踏み出してみてはいかがですか?
「意志あるところに
道は開ける!」