突然怯えるように表情を変える音子ちゃん。俺は慌てて時計を確認した。 「えっ? あ……そっか。そうやんな。もう11時やし……ごめん」 俺は謝った。確かに、こんな時間に1回生を連れまわすんはまずい。 それに、音子ちゃんは未成年やから、飲めへんな……。 しかし音子ちゃんの表情は変わらず、1人で帰れます、と言われ、その場で別れてしまった。 ・ ・ ・ >最初から再チャレンジする<