こんにちは。
法学部生の藤えりかです。
突然ですが、法学部に入学した後輩に伝えたいことがあります。
「テスト勉強で法律の条文を暗記しなきゃいけないのかな……」
不安に思っていませんか?
そんな新入生に朗報です!
法律の条文は暗記する必要がありません!
暗記しただけでは理解できないので、テストで点数がとれません!
なぜかというと、 「法学は難しいので、暗記だけでは混乱するから」です。 だから暗記ではなく、 「問題を解いていく勉強方法」が必要です。
これだけではわからないので、説明していきます!
最後まで読んでみてくださいね!
どうして暗記しなくていいの?
理解できていないから混乱する
どうやって勉強すればいいの?
方法1 過去問を解けば傾向がわかる
方法2 問題集を解けば合格点がとれる
方法3 予想問題を作れば論点が明確に
まとめ
法学部のテストは、論述形式です。
大門が1.2問あって、それについて長文で論じます。
それを踏まえたうえで、暗記しなくていい理由を2つあげていきます!
理解できていないから混乱する
普通の学問は、暗記をすると理解が深まりやすいですよね。
法学は、暗記によって混乱して理解ができなくなる恐れがある学問です。
これではわかりにくいので、例を出して具体的に考えてみましょう。
下の条文は、憲法21条の条文です。
(いわゆる「表現の自由」です)
(日本国憲法21条より)
憲法のテストで次の問題が出たとします。
- 21条の問題であること
- 21条の保障範囲をどう考えるのか
- 判例はこの見解についてどのような立場をとっているか
一文の問題について、これだけのことを書かなければいけません。
21条を暗記していても、決してわかりませんよね?
「どういう意義があって、どういう場面で用いられるのか」
意義や活用方法わかって、初めて理解することができます。
テストには、それらを踏まえたうえで、論じる必要があります。
この文章を暗記しただけでは、絶対に論じられません。
法律の条文は、とてもわかりにくい文章です。
だから、暗記しても意味がわからず、意味がないんです!
法律はわかりにくい!暗記だけしても意味がない!
では、どうやって勉強したらいいのでしょうか?
とにかく、法学部の論述形式のテストに慣れる必要があります。
そのためにも論述を書く練習が必須です!
具体的に方法をお伝えしていきます!
方法1 過去問を解けば傾向がわかる
学校が過去問を公開している場合があります。
(私が通っている立命館大学法学部は、manaba+rの法学部掲示板に掲載されています。)
過去問が公開されている場合は、必ずチェックしておきましょう!
教授が好む問題がわかるので、それに沿った解答を作る練習をすることが出来ます。
過去問が公開されていなくても、先輩が過去問を持っている場合があります。
先輩にも聞いてみましょう!
方法2 問題集を解けば合格点がとれる
過去問がない場合もあります。
その場合は、問題集を解くことをおススメします。
法律の試験がある資格はたくさんあります。
資格試験対策の問題集を使ってみましょう!
公務員試験・司法書士試験・司法試験など……
とくにおススメしたいのは、司法試験の問題集です!
- 問題集の種類が多い
- 解説が丁寧
- 論述形式の問題が豊富
- レベルが高い
司法試験問題集に掲載しているレベルの問題が解ければ、
大学の定期試験で合格できないことは絶対にありません!
ただし、教授の見解が問題集の解答と異なる場合があります。
その場合、高得点は望めません。
でも、採点のときに一意見として尊重はしてくれます。
だから合格点はとれるので安心してくださいね!
方法3 予想問題を作れば論点が明確に
授業にしっかり出席している人におススメしたいのが、 自分で予想問題を作って解くことです。
授業に出席していると、 教授がとくに強調して語っている論点に気づくことが出来ます。
その論点は、ほぼ間違いなくテストに出題されます。
そこを論点とする問題を簡単でいいので、作成してみましょう!
過去問・問題集・予想問題のどれかを解く!
条文を覚えなくていいことが分かってもらえたでしょうか?
とはいっても、法学部の勉強は条文を単に暗記する以上に大変です。
だから、条文を暗記するほど六法を読みつつ勉強しましょう!
法学は、理解するのが難しいです。
それでも勉強していれば、必ず理解することができます。
理解すると、持論が持てるようになります。
そしたら問題を解くのが、一気に楽しくなりますよ!
一緒に法学の勉強が楽しくなるようにがんばりましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。