学生ライフ
『日本酒って何?』酒蔵の街「東灘」の甲南大学生が語る!〜基礎知識編〜

こんにちは。新人ライターの「せーりゅー」です。

少しだけ自己紹介させていただきます。
兵庫県加古川市生まれの北海道育ち
今は甲南大学法学部に在学しています。
趣味は、読書(最近は、経営学←法学部なのに…)、映画鑑賞(おすすめは『ショーシャンクの空に』)、たまにギター。

何かと浅く広くやっているので、何か一つだけでも極めたいと思い、ドイツ語のスクールに通っています。
Mr.Childrenを愛しています。特に桜井さん(Vo.の人です)はカッコよすぎますね。

どうして日本酒?

部活の飲み会で、

「こっちにビールちょうだい!」

まぁ、ビールはわかる…

「俺、カシオレ〜」「私、梅酒〜」

あれ、日本酒は?

父親の影響で小さい頃から日本酒というワードを聞き慣れている僕にとって、
飲み会=ビール・日本酒
というイメージしかありませんでした。

大学生になって知った飲み会というものの現実。

想像してみてください。飲み会の端っこで、一人淡々と日本酒に向かう男性を!
かっこよくないですか? そして何より渋い!

そんな姿をかっこいいと感じつつ、今夜は居酒屋をはしごして…なんて夢見心地でいる自分…

社会に出た時、日本酒で繋がる関係は増えること間違いなし!

取引先との接待、上司との一対一、失敗した時のやけ酒…
そんな時に、少しでも日本酒の知識を増やしておくことで、

「こいつ日本酒のこと詳しいな!」
「彼と飲むお酒は楽しい❤」

なんて、もっともっと関係が深まること間違いなし!
というわけで、学生の皆さんに日本酒について知ってもらいたいのです!

酒造の街「東灘」

まず初めに、僕が通学中の甲南大学がある東灘区の日本酒の歴史について知っていただきたいと思います。

日本酒と東灘。一体どんな関係があると思いますか?
実は、日本の日本酒業界を支えているのは東灘と言っても過言ではありません!
東灘は灘五郷と言われる日本酒の名産地の一つ!

そんな東灘の酒造りの歴史を簡単に見てみましょう!

時は江戸時代、日本酒と言えば奈良の南都諸白と言う僧侶が作っていたものだった。
しかし、寺院の勢力を恐れた武士たちによって弾圧され、衰退していった。彼らの製造方法を吸収して、新たに台頭し始めたのが摂津鴻池、池田、伊丹の三郷であった。
製造方法も改良を重ね、大量生産が可能となり、幕府がある江戸へと運ばれるようになった。この日本酒のことを総じて「下り酒」と言う。

時は過ぎ、1840年に現在の西宮市で「宮水」が発見され、一層酒造が発展していった。伊丹の酒蔵も運搬にこの宮水が日本酒造りに適しており、加えて、兵庫県産「山田錦」は日本酒造りに最適なお米と言われている。
この二つが現在まで灘五郷の酒造を支えた要因といえよう。

歴史と特産物が灘の酒造を支えているんです!

日本酒って何?

皆さんは日本酒に対してどんなイメージがありますか?

よく聞くのは、

おっさん臭い・美味しくなさそう・度数がきつい 

などなど。
部活の先輩や友達からはあまりいいイメージを聞いたことがありません。

だからと言って、先入観から日本酒と距離を取るのではなく、まずは一歩日本酒の世界に踏み込んでみてください。
そもそも、日本酒は法律によってしっかりと定義されています。

酒税法第三条の七 清酒 次に掲げる酒類でアルコール分が二十二度未満のものをいう。

1)米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの
2)米、米こうじ、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米(こうじ米を含む。)の重量の百分の五十を超えないものに限る。)
3)清酒に清酒かすを加えて、こしたもの

とまぁ、法的に根拠を述べたら大変なことになるので、一言で言うと、

お米から作られるお酒。

しかし、一言で日本酒を語ることはできません。
と言うのも、作り方や原料によって味や香りが全く違ってくるからです!

では、日本酒にはどのような種類があるのか。以下の表にまとめてみました。

ここで、知っておくと便利な日本酒用語を紹介します。

精米歩合・・・白米をどの程度削ったかを示す割合。

例えば、精米歩合30%だと、白米を70%削ったことになります。

他にも、香りと味によって4つに分類されているものもあるので紹介します。

4つの分類にはそれぞれどんなお酒が当てはまるのかまとめてみました!

薫酒:吟醸酒、大吟醸酒など。フルーティーな香り。
熟酒:古酒、熟成酒など。濃厚で複雑な香り。
爽酒:本醸造酒、生酒など。香り控えめ。
醇酒:純米酒、生酛など。米の香り。

日本酒の味や香りは、言葉だけでは分かりにくいと思います。

なので、いろいろな日本酒を飲み比べてみて、自分に一番合うものを見つけてみてください!
飲んだものの感想や産地をメモしておくと、さらに知識が増えていきます!

次回は、日本酒の製造方法と作法、銘柄について学んでいきます!

シリーズ

日本酒が飲めるヤツになろう

 

 

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