となっている。平たく言えばゴールのことである。例をあげるとすれば、野球大好き小僧が言う「プロ野球選手に俺はなる（ドンッ！！）」と同じだ。某少年漫画の主人公も「海賊王に俺はなる（ドンッ！！）」名言がKGIの反芻と、意識の高さが伺える。

何をするのにもゴールとは必要なもの。さらに具体的な数字を目標に定めることで初めて自分が何をするべきかが明確に考えられるようになる。

このコラムでは「海賊王や」「プロ野球選手」「意識高い系が口に出しがちな起業したい」ではなく、「夏までに異性と付き合う」をKGIに設定する。

これを見たあなたは、自分で逆算して欲しい。このKGIの設定は具体的であるとさらに効果的である。

「2018年8月7日に開催される琵琶湖花火大会までに異性の彼女を1人作る」でも良い。読み手の皆様に一任しKGIを設定していただく。人のケツを叩くことはできても、走るのはあなただし、進むのもあなた。つまりあなた次第である。

できれば具体的な数字を立て次に進もう。

だが、ゴールは「異性1人と付き合う」。なので「長続きする方法」や「好きな人を彼氏にする方法」とは趣旨が少しズレる。あくまで「異性と付き合う」ことだけなのだ。ここだけは注意して欲しい。

１章で「夏までに異性と付き合う」をKGIと設定したあなた。次はどのようにそれを達成するのか、付き合う道中に何をする必要があるのか考えるんだ。

いわゆるKPIだ。

目標「夏までに彼氏を1人作る」
このためには何が必要なのかをひたすらに考える。

例えば、狙ってる異性がいれば、その人と付き合うまでに「デートを何回する」など。まったく出会いもない干からび系人間は「出会いの総数」をKPIに設定するといいかもしれない。

「恋人を作る」というのは、いくつもの要因が絡まり合わないと達成できないかなり難しい代物。相手の損切りラインに滑り込めるかが勝負の鍵を握っている。

なので、あなたが「異性の恋人」を作るために必要な要素をひたすらに書き出すんだ。

今のままでいいのであれば、そのまま何も考えず過ごすのをススメル。それで恋人ができるのはイケメン俳優くらいなものだと思うがな。バッターボックスに立たないやつにホームランなど打てないぞ、バットを握って打席に立つ努力をするんだ。

今回、私は干からび系男子を仮定した上でKGIとKPIを設定した。参考にして欲しい。

KPIを設定したなら次はそれを達成するために必要なことを深堀りする。

ブレインストーミングのように意見を多数出しても良いのだが、精度に問題が生じる。今回は、ロジカルに物事を考える力が必要だろう。例えば、異性と１００人出会うと設定したが、具体的にどんな異性と出会うのかを設定する。

それがペルソナである。

つまり、あなたが出会いたい人の属性を決めるんだ。

「大阪在住、２０〜２５歳、ショートカットの色白女性、ファッションが好き」このように自分が会いたい人の趣味嗜好なども細かく設定する。

つまり、自分の中で立てた項目を達成するために必要なことを書き殴るのだ。

ざっくりと書き起こした。こうすると自分に足りていなものが浮き彫りになる。

さて、ここまで読むと目標（KGI）を設定し、そのKGIを達成するためのKPIをせってしたと思う。そこまで決めることができたなら、PDCAサイクルをひたすらに回すんだ。

立てた項目をひたすらにDO（実行）し、それで見られた結果をCHECK（評価）し、ACT（改善）をする。ここの評価で自分の求めていた結果が得られない場合、項目の再設定が必要になるだろう。

PDCAを回す度に自分のレベルが上がる！！ ような気がする。失敗を糧にどんどん修行を重ねるんだ。

これをするもしないもあなた次第。

ただ、バットを振らない人に恋人なんてできるわけがない。