エモい学生名鑑
京都学生祭典 実行委員長 稲垣知沙さんにインタビュー 前編
こんにちは、「言霊思想」と「学生のチカラ」を信じているライターのはっしーです。
「『学生のチカラ』って言っているけど、学生に何ができるの?」って考えているかもしれません。確かに一人一人では何にもできないかもしれませんが、たくさんの学生が集まれば、大きな力になるんですよ。それは大人たちでは思いつかないものを生み出すときもある。
京都では『学生の街』って呼ばれるぐらい学生が多く、その中で学生だけで運営しているお祭りがあるんです。
今回はそのお祭りの実行委員長にインタビューしてきました。
このシリーズ初の3回生ということで自分と同回生でこのような大役を担っているなんてすごいですよね。 (これまではこちら)
前編は稲垣さんの学生生活のお話を中心にお聞きしました。
まずは自己紹介をお願いします。
立命館大学産業社会学部メディア社会専攻3回生の稲垣 知沙です。
今は2018年度の京都学生祭典の実行委員長をしております。
大学ではどんなことを勉強していますか。
メディアを通して社会を考えることを勉強しています。京都学生祭典の運営につながることもあるのですが、情報がどのように人に伝わっていくのかに興味があってジャーナリズムのゼミに所属しています。
勉強している内容が京都学生祭典の運営に感じることはあるんですね。
そうですね。特に実行委員長をしている今年はよく感じています。
ジャーナリズムの授業ってどんなものなんですか?
メディアリテラシーを学ぶこともありますが、実際に新聞記者の人が授業に来て、どのように活躍されているのか教えてくださり、今のマスコミの問題点や改善点を考えたりしていますね。
(難しそう…。)勉強のほかに大学生活ではどのようなことをしていますか。
サークルは京都学生祭典の運営をしていることもあり、やっていませんね。
あとは京都駅でジェラートを売るアルバイトをしていたのですが、そこのお店が潰れてしまったので今はしていないんですね。
そんな簡単に潰れるものなんですか?
どうなんでしょう。分からないですね(笑)
そのアルバイトで大変だったことはありますか。
そこまで大変だとは感じなかったですね。他大学の学生と仲良くもなれましたし、
京都学生祭典の活動場所が近かったので両立も可能でした。
人とはすぐ仲良くなるタイプなんですね。
そうなのかもしれません(笑) 自分では分からないのですが。よく色々な友人から相談事を持ちかけられることはありますね。相談事からも学ぶことがありますので、これもこれでいい経験かなって今は思います。最近も恋愛相談をされたんですが、何を言えばいいのか分からなかったですね。
ちなみにその時はどのように言ったんですか?
「あなたはかわいいんだからもっと自信持っていいよ!!」って言いました(笑) 今でもこれが正解なのかわからないのですが(笑)
難しいですよね。そんな中でも答えられるのはすごいと思います。
ありがとうございます。友人には頭が上がらないほど助けられているので。
どういうことですか?
前のことですが、学校の課題と運営が同時に立て込んだ時期の睡眠時間が3時間ぐらいしかなくて…。
3時間!?
はい。もうふらっふらっで、半分寝ていた感じでしたね。そんな時、学部で一番仲がいい人が心配してくれて、ある程度落ち着いた日に家に帰った時にその子がドアノブに『無理しすぎないでね』ってメッセージとともにゼリーなどが入っていた袋をかけてくれて、その時は本当に友人がいてよかったなぁと思いましたね。
さりげないところがいいですね。
そうですね。直接、声をかけて心配してくれるのもありがたいことですが、そっとしてくれるのもありがたかったですね。自分のことを知ってくれている友達だからこそこんなことをしてくれたのかって思います。
京都学生祭典は約300人の学生が運営をしています。それをまとめるのはかなりの労力が必要なことはもちろんなんですが、それ以前に大切なものがあります。
それは「どれだけ人を見られているか」
どんなに優れたリーダーシップを持っていても相手のことを考えることができないとリーダーシップなんてとることができません。お話の中で自分は稲垣さんが実行委員長になった理由もなんとなく分かる気がしました。
「人がいい人は自然と人がついてくる」そんな印象を感じましたね。
後編は京都学生祭典についてと稲垣さんの今後についてお話をお聞きします。
お楽しみに。