エモい学生名鑑
京都学生祭典 実行委員長 稲垣知沙さんにインタビュー 後編
こんにちは、考えないといけないことが1週間に2つずつ増えていくライターのはっしーです。
考えるのは好きのですがそろそろ減らしていきたいですね。
そんな話はひとまずこれぐらいにしておいて、今回は京都学生祭典2018年度実行委員長の稲垣知沙さんのインタビュー後編です。
(前編はこちら)
今回は今年の京都学生祭典と今後の稲垣さんのことを中心にお話をお聞きしました。
京都学生祭典について教えてください。
京都学生祭典とは「産・学・公・地域」が連携して、学生主体のお祭りになっています。毎年10月に本祭といって平安神宮前で踊りや音楽、ファッションショーなどが行われています。
本祭では具体的にどんなことをしていますか。
そうですね。「Kyoto Student Music Award」という学生の音楽イベントや「京都学生コレクション」というファッションイベント、そして「京炎 そでふれ!全国おどりコンテスト」という踊りのイベントなどがあります。あとはおみこしや縁日、料理コンテストもあります。
料理コンテストですか。
「京野菜」「豆腐」「パン」の各部門があり、それぞれでグランプリを決めます。
その3つの理由は?
「京都らしい食材」だからです。「パン」は京都らしい食材って思うかもしれませんが、消費量は京都が一位なんですよ。
へー、そうなんですか。知らなかったなぁ。
自分も京都学生祭典の運営をしていて知りました。
本祭のほかには何かやっていますか。
京都で行われている他のお祭りのお手伝いや打ち水などのエコの啓発活動を行っています。あとは、京炎 そでふれ!の普及活動を行ったり、本祭のプレイベントを京都駅前で行ったりしています。
かなり多くのことをしているんですね。人数はどれぐらいなんですか。
約290名の大学生で運営をしています。
(多いなぁ…。)それをまとめるのは大変ですね。今年の本祭の中で稲垣さんがおすすめしているものはありますか。
『パレードステージ』です。平安神宮の大きな鳥居の近くにあるステージで京炎そでふれ!のダンスチームが出場予定なんですが、観客とかなり近いので迫力を感じられるものになっています。でも、何より見て欲しいのは、17時から行われる『Grand Finale』です。各部門の優勝者が優勝演奏・演舞を行います。出場しているほとんどの人が京都学生祭典に向けて練習をしてきたので、感動して泣きながら演奏・演舞を行う人もいますね。また、ライトアップもされるので『Grand Finale』だけでも見て欲しいです。
また、昼とは違う魅力もありそうですね。稲垣さんが京都学生祭典の運営に携わるきっかけって何ですか?
メディアの勉強をしたいのと他大学の友達を作りたい、違ったことをしたいと考えたのですが、一番魅力に感じたことは『京都学生祭典の一日来場者数は東京ディズニーランドの来場者数よりも多いんだぞ』と言ってもらって、10万人以上の人が来るお祭りを学生が運営しているなんてすごいなと驚き、それが入るきっかけになりました。
毎年10万人以上の来場者が来るなんてすごいですね。自分も初めて知りました。
すごいですよね。
確かに。そんな規模のお祭りの実行委員長をしている稲垣さんですが、これからの京都学生祭典をどうなって欲しいですか。
京都学生祭典というお祭りを様々な人たちや京都で必要とされるお祭りにしたいです。京都学生祭典は『京都の4つ目の大きな祭り』を目指していて、必要とされるための努力は難しいですが、『京都には京都学生祭典がないと困るよね』って言われるようになってほしいです。
稲垣さんの将来の夢や展望を教えてください。
よく様々な人に言われることが多いのですが、どこに行こうかは特に決まってないですがただ、いろんな人の頑張りや努力の過程を伝えられるような存在になりたいですね。実行委員長をやらせてもらっている時にも感じていて、どれだけの学生がどういうことを考えていて、どういう風にやっていくのかを正確に伝えることが実行委員長としての役割だと考えているのでこういうことができるところの仕事に就きたいですし、大切にし続けたいです。
最後に今、頑張っている関西の学生にメッセージをお願いしいます。
まず、逃げないこと。自分の前にあるしないといけないものにしっかりと向き合うことが大切だと感じています。実行委員長をしているときもそうだったのですが、難しいところに逃げずに立ち向かうことでそこから得られるものは大きかったです。けれども、しんどい時は逃げることもしないといけないのでその塩梅は大切にしてほしいです。
学生が運営しているお祭りは全国でもやっているところありますが、京都学生祭典は地域と学生のチカラがうまく融合しているお祭りと感じました。こんな規模で15回も行えるのは歴年の学生さんたちがやりたいベクトルは違いますが、目標は同じ気持ちでしているおかげですね。稲垣さんもおしゃっていましたが、これから20回、30回とこれからもそして、今年も素敵なお祭りになるように願っています。
稲垣知沙さん、本当にありがとうございました。
関西学生見聞録では頑張っている学生さんにインタビューをしています。次はあなたかもしれませんよ。そして、取材されたい・こんなことで頑張っているという人も募集しています。
京都学生祭典は2018年10月7日(日)平安神宮前・岡崎プロムナードで行われます。お時間のある人は是非ともお越しください。
はっしーもひょっとしたら何かしているかもしれません。