学生ライフ
イギリスの料理は本当に不味いのか

お久しぶりでございます。天の岩戸がようやく開いたサカモトでございます。

突然でございますが喜ばしいことにワタクシ三月にロンドンとパリに行っておりました。

そこでよく聞く「イギリスの料理はまずい」ということの真偽を確かめてまいりました。

ぶっちゃけ不味いのかどうか

はっきりと結論から申し上げます。

不味いです。

いえ、もちろん美味しかったものもございますよ?

ただそれらは所謂「イギリス料理」ではなく、他国の料理である場合がほとんどでございます。

ですから「イギリス”の”料理」のではなく、「イギリス料理」が不味いのです。(例外はございますが)

以下に、実際に食べて特に不味かったものを3つを挙げましょう。

謎のベジタブルスープ

初日、夜ロンドンに到着したワタクシたち一行。日本からおよそ13時間のフライトで足はパンパンにむくんで一歩踏み出すのにも労力を要する足でようやくホテルに到着し、とりあえず荷物を置いてすぐにホテルのパブに向かいました。

ディナーコース(たしか20£前後)を注文したのでございますが、美味い不味い以前に出てくるのが遅い…。

30分ほどビールをちびちびやりながら、やっと出てきたのがこちら。

Oh… what’s…

「やっときたぁ!わぁ!美味しそう!!」みたいな空気は皆無でございます。

ですが見た目だけで判断してはなりません。先ずは一口。

「…」

言葉が出ません。

なんだこのスープは…。一体何が入っているのだ…。この茶色は何なのだ…!

私は誰だ・・・。 此処は何処だ・・・。 誰が生めと頼んだ! 誰が造ってくれと願った・・・!

そんなスープの声までもが聞こえてくるようでございます。

続いてもう一口。

冷静になれ。冷静に味を判断するのだ。

この味…どこかで…

はっ!

ゴボウの灰汁だ!ゴボウの灰汁の味だ!!

他に感じるのは…

しょっぱい、謎のしょっぱさがある…。

何かはわからないが謎のしょっぱさが…。

その後も正体を探ろうと考えましたがまるで深淵を覗いているような気分になってまいりました。なるほどニーチェいわく深淵を覗くものはまた深淵にも覗かれていると、そういうことでございましょうか。考えれば考えるほど思考がバグを起こしていきます。

そこで思い切ってウェイターに聞いてみたのです。

すると

「野菜だよ。なんのかはよく知らんけどね。」

 

以上謎のベジタブルスープでございました。

(もはや物体Xとしか呼べないそれを、一行のほぼ全員が残したのは言うまでもない)

英国の洗礼、フィッシュアンドチップス

次にランクインしましたのは英国といえばこいつ。フィッシュ&チップスでございます。

こちらは同じく初日のディナーでメインディッシュとして出てまいりました。

あの謎のスープに打ちのめされた我ら一行。もはや料理になんの期待もしておりません。

とりあえず腹に溜まればいいや。そんな気持ちでメインディッシュを待ち受けます。

そしてやってまいりました。

はいドーン。

デカイ…

ワタクシが見慣れたフィッシュ&チップスというのは某英国風パブのちんまいそれでございます。

なるほどイギリス人の体がデカイのはこいつの仕業かと、謎の納得をいたしましてまずは何もかけずに一口。

……

………

味がしない…

魚の旨味だとか衣の味だとかそんなものはございません。

まるで味の抜けたガムのような味、一面の何もない空間に閉じ込められたような、まるでそんな気分にさせられます。

旬を外した鱈でさえここまで味は薄くない。

一体なんの白身魚を使っているのかさえ判別できない。

 

続いてテーブルに置いてあるモルトビネガー(蒸留酢)をかけて一口

はい。やはり酢の味しかいたしません。 

何もない空間にただ酢が注がれただけでございます。

酢の酸味が魚の旨味を引き立てるだとか、サクサクの衣とその味のマリアージュが素晴らしいだとか、そんな日本だと割りとよくありそうな話が夢の国の事かの様にように遠ざかっていきます。まるで電飾の輝かないエレクトリカルパレード。いえパレードですらありませんね。これは無でございます。どんな著名な芸術家でさえ表現できなかった無を、こいつはいとも簡単に成し遂げたのです!

 

いやまだだ、まだタルタルソースが…。

もちろんそんな期待が裏切られたのは言うまでもございません。

少し口を休めようと付け合せのチップス(イギリス英語ではフライドポテトの意)を口へ運びます。

こいつもか…

ただ芋を揚げただけ。芋の甘みだとか旨味なんてものはほぼ無きに等しい。

 

ですが味がしないなんて言うのは些細な問題でしかございません。

問題は量です。

この大量の無をただ胃袋に流し込み続ける。これは荒業か何かでございましょうか。

 

もちろん一行の全員が(以下略)

日曜日のお供、サンデーロースト

続いては3日目の昼食として出てきたこいつ。日曜日の午後に伝統的に食べられているサンデーローストでございます。

聞きなれない方のために簡単に説明しますと、ローストしたビーフにヨークシャプディング(シュークリームの皮だけのようなもの)と野菜を添えて片栗などでとろみをつけたグレイビーソース(肉汁から作るソース)をかけたものでございます。

これだけ聞くとそう酷いものでもなさそうでしょう?

ワタクシも口に運ぶまではそう思っておりました。

つまり見た目は美味しそうなのです。

それがこちら

これが不味いなんて。そう思われるでしょう?

不味いのですこれが。

 

まず野菜を口へ運びます。

なるほど味がしない。人参は皮が剥かれていない。

うんうん。英国の味だ。無を表現している。

続いてヨークシャプディングを。

なるほど…

そりゃぁまぁ小麦粉の塊なのですから。こんなものでしょう。

さぁお待ちかねの肉でございます。

ナイフで丁寧に切り分け口へ。

……

ん…?

肉の味がしないのはいつもどおりなのです。

それはいい加減慣れた頃でした。

それだけなら問題はないのです。

問題なのは口の中に広がる絶妙なミスマッチ感なのです。

これを説明するのは困難を極めるのですが、肉の謎の臭み、味の薄さ、弾力のない歯ごたえ、かといって和牛のように舌の上でとろけるような感覚は皆無。それらを包み込むとろりとした無駄に甘いグレイビーソース。

それらがバラバラにやってくるのです。

バラバラに、しかし途切れる事なく襲ってくるのです。

ミスマッチの波状攻撃です。

これまでに味わったことのない感覚ですゆえこれ以上の表現はできないのですが、

とにかく、とにかく美味しくないのです。

上の二つには明確に不味い理由がありました。

スープであれば強烈な右ストレートのような不味さ。

フィッシュ&チップスであれば無を大量に食べねばならぬ事。

 

ですがこのサンデーローストには明確に不味いと感じる”決定打”がないのです。

しかし細かい要素が積み重なった結果、今までには感じたことのない異質な、クトゥルフの邪神のような異形がそこにはあるのです。

正体の掴めない謎の美味しくなさがそこにはあるのです。

私のSUN値は食べるうちにみるみる下がり、傍に添えてあるチップスに助けを求めました。

 

あぁ、味がしない。

これこれ、これだよ英国の味は。

 

と、こんな具合に味覚が毒されたのでございます。

もちろん(以下略)

じゃぁ何なら美味しいのか

さてここまで散々こき下ろしてまいりましたが、ではイギリスに美味しいものはあるのか?

もちろんございます。

実際に食べたり飲んだりした中からざっくりとまとめましょう。

 

・イタリア料理 イタリア人がやっていたため本格的なイタリアンが食べられました。文句なしのイタリアンでございます!モルトボーノ!

・インド料理 インドを植民地に持っていた影響かインド料理屋さんが割と沢山ございました。

日本でネパール人がやるパチモンとは訳が違います!本格的なスパイスカレーで満足です!

・ビール イギリスは飯は不味いですが酒はとにかく美味しい!日本の冷えたラガービールと違い、温いエールビールが主流ですがこれが美味い!まったりした甘みとそれをささえる苦味、そして意外とキレがいいのも素晴らしかったです。

・ウィスキー さすが本場!旨い旨いとにかく旨い!香り味ともに文句なし!

まとめ

さぁこれで皆様もイギリスに行った時にご飯の心配はございませんでしょう。

なぜならどんな不味いものが出てくるか、”覚悟”ができたのですから。

どんなご飯で出てきても臆することはございません。

しかしそれらを避けてはなりません。これは洗礼なのです。

英国を語る上でこれは外してはならない重要なファクターなのです。

これを含めて「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という国なのです。

失敗は人生というフルコースの中の一品。どうせなら、料理は一つ残らず味わおうじゃないの。

~ロザリンドラッセル~

 

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