学生ライフ
『○○○の時期があったからこそ今の私がある』松山 美里さんにインタビュー 前編
皆さん、こんにちは。
ライターのはっしーです。
今回は久々のシリーズ記事『関西学生見聞録』です!!今回はとある団体で頑張っている女の子です。
人物紹介:松山 美里(まつやま みさと)さん
「Y-PU ENTERTAINMENT」広報部部長
アパレル事業部「SI-KI. 」部員
いや、おしゃれでキラキラしている女子大学生ですよね。大学生活を充実してそうですよね……ですが、実は意外なことがあったそうで。今回はその話を中心にしていきたいと思います。
まずは自己紹介と勉強していることを教えてください。
神戸女子大学文学部日本語日本文化学科3回生の松山美里です。今勉強していることは主に書きことば、漢字の変形の経緯について勉強しています。
大学生活は慣れましたか。
そうですね。志望校に受からず、浪人して今の大学に入学しました。
浪人生活って本当に大変ですよね。
はい。浪人生活中は精神的に参ってしまった時があったのが大変でなかなか勉強も手につかなかったです。
自分も浪人していたので気持ちよく分かります。
浪人も大変だったんですが、それよりも実は引きこもりだった時期があって…。
引きこもり!?
それも尾を引いてしまって現役時代も浪人時代も勉強ができなかったんです。
引きこもりになったのはいつ頃だったんですか?
高校2年生の冬ごろです。もともと体が弱く、ストレスも感じやすかったこともあり、さらに部活や勉強などの環境が重なってしまって、学校に行きたくないって感じるようになってしまいました。
人間関係って難しいですよね。
別に人間関係はそこまでよくなかったわけではなく、むしろ友達に恵まれていて充実していたほうでした。それよりも体調の悪さがまさって引きこもりになってしまったのかなと思います。
人間関係が良くてもストレスを感じることはありますよね。
あとは自分以外の家族が名の通った大学に通って、家族からはあまり勉強は大切ではないよと言われていても求めてくるような気もしていてそれも原因だったのかなと思います。
引きこもり中にしていたことはなんですか?
ただ、ぼっとしていたことがありましたね。時々、音楽を聴いたり友達と連絡を取っていたりしていたりしていましたね。
でも、今は活発に活動されていますよね?
落ち着いたのは実は大学2年生の時の秋ぐらいですね。
かなり最近ですね。
元に戻すのは本当に難しかったですね。高校を卒業して大学生になってもちょくちょく休むことがあって、1年生の時にボランティアサークルに所属していたのですが参加することができなかったですね。
抜け出すきっかけは何だったんですか。
現在所属している団体です。友人に「クリスマスのイベントをするんだけど来ない?」と言われて入りましたね。そこの団体は社交的な人が多く、「自分、何やっているんだろう」ってはっと感じさせられました。そこから少しずつですが、だんだんと仕事を与えられたり、引っ張っていたりするなかでいろいろなところに行って話して、人と触れ合うことの大切を感じることができたのがきっかけだと思います。あとは、ボランティアサークルに少しずつ行けるようにもなりました。
引きこもりのことを振り返ってみて何か得られたものはありますか。
素直に人を褒められるようになったことと人のことを悪く思うことが少なくなったことです。正直、高校生の時はそんなに自分の性格がよくないと思っていて(笑)人の悪口を言ったり、人を素直に褒めたりすることがあまりなかったです。でも、引きこもり中は自分が惨めで人間の底辺だと思って嫌な思いをたくさんしたからこそ他の人にもしてはいけないなと感じましたね。
もし、今引きこもりの人に声をかけるならどんなことをかけますか?
自分は引きこもりだったからこそ、今外で活躍することがとても楽しくてそれは外に出てなかった時期があったからこそ感じられていると思います。少しずつでもいいので外に出てみてください。
人って様々なことを抱えて生きているんですよ。どんなに今がキラキラな人でも実は昔はかなり違っていたということもあります。私だってそう。どんな人だっていやだった過去、戻りたくないものがあるかと思います。でも、そんなのは今や未来の自分に対して必要なものなんですよ。もし、上手くいってなかったり、くよくよしていたりする人が読んでいるなら、とことんしてみてください。そこから見えるものは必ずありますよ。
さて、次回は松山さんの今の団体とこれからについてです。
お楽しみに。
「関西学生見聞録」では関西圏で頑張っている学生さんに取材をしています。
気になったり、取材されたいって思っていたりする人はぜひ、きっとみつかるカフェへ連絡してください。
よろしくお願いします。