・大阪大学人間科学部社会学専攻4回生
・男子
・一人暮らし
・体育会ラクロス部
・アルバイトはコーヒー屋さん
現在は体育会の活動を引退していますが、体育会時代の冬の生活について、つらつらと書かせていただきます。
5:50 起床
冬の朝。
この時間帯に起きても外は真っ暗で、まだ夜なのか、と見違えるほどです。
6時過ぎのある瞬間を境に、小鳥のさえずりが聞こえてきます。
ここで年に100日以上は、部活をどうやってサボろうか、思いを巡らせます。
(実際はほぼ無遅刻・無欠席)
6:00 朝食
あらかじめ冷凍しておいたご飯、そして味噌を冷蔵庫から取り出して、ささっと朝食。
作り始めてから食べ終わるまでの所要時間、わずかに10分ほど。
朝の静寂に、味噌汁をすする音が響き渡ります。
6:45 グラウンド
家を出発し、大学のグラウンドへ。
グラウンドでラジオ体操をしているじいちゃんばあちゃんをよそに、心と体と道具の準備。
そこ歩いとるじいちゃん、そろそろ始まるから、グラウンド出てくれへんと。危ない。
7:00 練習開始
声出しリーダーのもと、気合いのこもった掛け声を発し、練習開始です。
この時間に遅れてきた選手は、ペナルティが課せられます。
一定の距離を一定の時間内に何往復も走らなければなりません。
僕たちは「罰走」と呼んでいます。
また、遅刻者は他の選手たちから、ここには書けないような、ひどい罵声を浴びせられることもあります。
遅刻、ダメ、ゼッタイ。
9:50 練習終了
練習が始まった時はまだ眠っていた体も、練習後にはシャキッと目覚めます。
登校する学生たちを横目に、グラウンドをトンボでならして、練習場をあとにします。
10:30 授業
練習をしたキャンパスから、自分の学部のキャンパスまで、バスでおよそ20分。教室に到着。
12:00 昼食
学部の友人と昼食タイム。
16:00 授業終了・早めの夕食
授業が終わり、ここで胃袋が限界を迎えます。
運動後の食事の吸収スピードには目を見張るものがあり、
お昼ごはんを食べていなかったかのように空腹が襲ってきます。
たまらず大学の食堂でカレーを食べて、これからの活動に備えます。
17:30 バイト
アルバイト先のコーヒー屋さんに到着し、勤務開始です。
年間通して他の人より肌が黒いので
「この店員さん、肌黒すぎひん?」とでも言いたげな視線を浴びたり、
1日に数回、「何かスポーツやってるんですか?」と尋ねられることもあります。
そんなとき、たいてい「日サロ通いなので」と冗談を言ってスベります。痛恨の極みです。
22:00 帰宅
家は箕面市にあります。冬は極寒。家の前に畑。
アルバイト先でもらったドリンクを飲みながら家路につきます。
23:00 がっつり夕食&テレビ視聴
夕方食べたカレーはどこに行ってしまったのか、と言わんばかりの吸収力。
冷凍しておいたご飯と、帰宅途中に買ってきた野菜ミックス、そして少しの味噌。
2度目の晩餐。
「ながら見はあかんで。食べるんに集中せんかい。」とお父さんに言われたのも、遠い思い出です。箸を握る前にテレビのスイッチをつけて、撮りためた番組を見ながら食べます。
今晩のタイトルはMBSの「メッセンジャーの〇〇は大丈夫なのか?」。
24:00 就寝
残された睡眠のゴールデンタイムを逃さぬよう、ここで就寝。
ものの5分で眠りにつきます。
そして次に目を覚ました時には朝の6時。 そう。輪廻。
いかがだったでしょうか。
「体育会学生の一日は練習漬け」と思っている人にとっては、期待を裏切るものになったかもしれません。試合前や長期休暇は、練習以外にも、試合のビデオを長時間見たり、ミーティングの時間も増えたりで、アルバイトや余暇の時間が削られることもあります。
世の大学生たちと同じように、自己管理能力が、日々の生活のキーポイントと言えるでしょう!
それでは、この辺りで失礼いたします。
シリーズ |
大学生の平日 |
---|