出典：https://www.google.co.jp/

その名の通り、深海に住むお魚たちのこと。なんで私が深海魚にこだわっているかといいますと、もともとは宇宙が好きで、大学でも宇宙関係の講義に参加していたんです。

だけど、なんだかつかみどころのない話で、ピンとこなかったんですね。

そこで出会ったのが、深海魚。
図鑑を眺めていると、もうそこは宇宙のような気がするんですよ。深海は宇宙だ。

なかなか説明しにくいし、よくわかってもらえない世界観なので、実例をお見せしましょう。

出典：http://frimminjimbits.blogspot.jp/

こちらは、「デメニギス」

なにが凄いって、この頭部ですよ。
スケルトン。透けてんの。頭が！！
頭透けるってどういうことや！　脳みそ丸見えってことですがな！！

こんな子が生物としてこの世に存在しているわけですから、自分の悩みなんてちっぽけに思えますね。

で、前方に目のように見えるくぼみが２つありますけど、これ実は目じゃないんですよ〜。
スケスケの頭の中の、大きな２つのボールのようなものが、この子の目なんです。目でっか！

見てるだけで涼しくなるお魚でした。

ご登場ありがとう！

出典：http://frimminjimbits.blogspot.jp/

こちらは、「フウセンウナギ」

大きなお口がチャームポイントのワイルドなカワイ子ちゃん。なんでそんなに大きなお口しているの〜？

言うことワイルドなのに顔に優しさが残っていてマイルド〜。

そうなんです、200mより深いところが深海。もちろん、光なんて届きません。つまり、真っ暗です。つまり、宇宙です！！

私達は、光があるから、あらゆるものを目で見て、「〇〇だ」と理解できるわけです。光がない深海では、目の前に偶然やってきた獲物を逃すのは命取りになるんです。生きるために進化してきたんですね。感動。

マイルドなフウセンウナギくんの、つぶらな瞳でズッキュン！　涼しくなりました。

出典：http://piranha666.dreamlog.jp

こちらは「ヒレナガチョウチンアンコウ」

ひらひら〜っと体にたくさんのフリンジをまとって優雅に泳ぐ姿を想像するだけで可愛いくて鼻血でそう。まさにプリンセス！

この子は、実は女の子。オスはメスの20分の1くらいのサイズで、完全に夫が妻の尻にひかれる世界。尻にひかれる、というか、オスが完全にメスに同化してしまうのがアンコウの特徴。

先述したように、深海は食べ物もなかなか見つけられない上に、結婚相手まで見つけるなんて至難の業。それなら見つけたときに融合してしまうほうがいいと考えて、進化してきたようです。最後はメスのイボになっちゃうんだって…

人間の熟年夫婦を見ているようです。

ぞわ〜っとして涼しくなりましたね。

出典：http://animaljam.wikia.com

こちらは、「ホウライエソ」

エソさんたちは、だいたいこんなお顔をしていらっしゃいます。目をつぶって、深海に沈むイメージトレーニングをよくしますが、そんなときいきなりホウライエソが、ぐわっと出てくると、ちょっとびっくりしますね。

獲物を探知すると、ものすごい速さでかぶりつきます。歯はシャッキーンと鋭くて、一度噛みつけば離さない。

俺はもうお前を離さない！

くさいセリフにぞわっとしましたね。
涼しくなりました。
ありがとうホウライエソくん！

出典：http://p.twpl.jp/show/large/yJd2G

こちらは、「メンダコ」

ひらっと、スカートをなびかせて泳ぎます。上下に泳ぐときは、ふくらんだり、ぺったんこになったり、それはそれは可愛い無邪気な姿を見せてくれます。娘を見ているようだ……　可愛い………

実はこのメンダコちゃん、ものすごく繊細で、カメラのフラッシュなんかたかれると一発で天国へ行っちゃいます。私は運良く、沼津深海水族館へ行って本物のメンダコちゃんに会うことができました。でも、７月１日に死んじゃったそうです……
本当に飼育の難しい箱入りムスメです。

太陽の光が苦手な病弱なお嬢様、ってところですね。かわいいから許す。

爽やかな泳ぎで、涼しくなりました。

いかがでしたか？
深海には、まだまだ未知の生物がたくさんいると言われています。まさに宇宙。

自分たちが住んでいるこの地上の世界よりも果てしない空間が、深海には存在するのです。

そうやって、広い視野で物事を捉えると、おっちゃんに足踏まれても、満員電車でカバンがどこかへ行っちゃっても、「まあ、いっか！」って思えますよ！

な〜んか、しんどいなぁと思う時は、ぜひ深海魚図鑑を読んでみてください。涼しくなるし、心が軽くなること間違いなし♪

それでは、またお会いしましょう！