エモい学生名鑑
こいや祭り 学生代表・副代表 安藤香織さん・花房真帆さんにインタビュー 後編
こんにちは、ドラマという言葉が一番似合う季節は夏だと考えているライターのはっしーです。
今回は安藤香織さん・花房真帆さんのインタビュー後編です。
(前編はこちら)
人物紹介:安藤 香織(あんどう かおり)・花房 真帆(はなふさ まほ)さん
安藤 香織 こいや祭り 実行委員長 (上側)
花房 真帆 こいや祭り 副実行委員長(下側)
今回はこいや祭りとお二人の将来についてお話をお聞きしました。
こいや祭りについて教えてください。
こいや祭りというのは毎年9月上旬に大阪各所で行われる祭りです。2018年で19回目を迎えます。祭りの目的として『大阪各地を活性化させる』というのがあり、最初は大阪の中之島から始まりましたが、第2回以降は大阪城公園の太陽の広場をメイン会場にして行っています。参加チーム数は100チーム前後で人数にすると約3000人以上になります。また、北海道、東京、愛知(名古屋)、岡山などからも参加するチームもいます。
関西だけではなく全国各地から集まってくるのはすごいなぁ。そんなこいや祭りなんですが、祭りの注目ポイントを教えてください。
魅力としては誰でも参加することができ、老若男女誰でも楽しめるお祭りです。というのも学生が運営していることもあり、学生の踊り子さんが多く「学生のチカラやパワー」が感じられるのも魅力のひとつです。キッズチームや社会人チームなども参加しています。また、こいや祭りのコンセプトに「みんなでつくるみんなのおまつり」と言っているのでいつかは大阪の夏といえばこいや祭りっていうくらいになるのが理想です。
学生のチカラを感じることができるのはもちろんのこと、幅広い年齢層の人たちが一同に参加されているんですね。そのこいや祭りに実行委員として参加するきっかけはありましたか。
ずっと追いかけていた先輩がいてその人が昨年度のこいや祭りの実行委員をしていたのを見て、次は後輩やこいや祭りにお返しをしたいと思い参加を決めました。あとはこのお祭りをずっと引き継いでいきたいと考えていることも一つの動機です。
自分も先輩が代々こいや祭りの運営に携わっていたので、それを見て運営をしてみようと決めました。あとは今まで踊ってきただけで終わらせたくない気持ちもあったのも動機ですね。自分が所属していたところはこいや祭りを中心にして活動しているのでこのお祭りをもっともっと大切にしたいですし、運営しているときに改めてこのお祭りを続けていきたいという気持ちが生まれたのも活動しているきっかけですね。
先輩という存在がお二人は大きかったんですね。今は9月の本番に向けてお祭りの運営をしているかと思いますが、その中で大変だったことを教えてください。
実行委員が集まらなかったのが何よりも大きな壁でした。昨年度やその前は20人前後いたのですが今年は最初、5人しか集まりませんでした。最終的には10人までには増えたんですが、それでも昨年度に比べて1人当たりの仕事量が増えたりしたのが大変でした。あとは全員が踊り子だということで運営などの経験がほとんどなかったので先輩に愛のムチを入れながら教えてくれました。
メンバーが毎年変わるので運営やこの祭りを応援してくださっている人との一から関係性を作っていくのが大変でした。メンバーが変わるのは決して悪いことではないんですが、「つながり」という点ではやはりきびしいところがありますね。先輩から引き継ぎをしてもらってもそれとこれとは話が別なので少しずつでも関係性を再構築しました。それと仕事を覚えるのが大変で、どれが正解なのか不正解なのかを考えるのも大変でした。今は、当日の運営をどのように考えるのも大変でキャパシティーが超えそうですね。
ひえー。これだけ作業があっては大変だ。でも、そんな中でもやりがいや達成感はありますよね。
はい、もちろんです。一番、感じられたのはつながりがかなり広がったということですね。普段の生活ではなかなか関われることのない人と関われるのは大きかったですね。大学生活を4年間過ごしてきて大学でも人脈は広がりましたが、さらに広がりましたね。今、運営をしている中で様々な大人と関わっていくことで今自分がやっていることはすごいことなんだと感じる部分が多いですね。
今までに築いてきたことが運営を通して感じられることが多いと感じましたね。この活動をしている時、後輩や同級生そして、今までに出逢ってきた人全ての人に支えられているんだと感じましたね。本当に自分は人に恵まれているんだなというところに気付けたのは大きいかったですね。
こいや祭りのPRと今後の展望について教えてください。
9月8日㈯、9月9日㈰に第19回こいや祭りが大阪城公園 太陽の広場を拠点に大阪各所で行われます。学生が大阪を盛り上げるためにこのお祭りを準備していますのでできるだけ多くのお客様に来ていただければ幸いです。来年は第20回ですのでそれにつながるように頑張りたいです。
正直なところ、今難しい時期に入っています。来年、こいや祭りは第20回を迎えるのですが、これからどのようにしていったらこいや祭りが大阪の人々にとってもっと必要になるのか、運営もうまくできるのかなどの問題があります。ただ、そんな中でもお客様が来てくれたり、大阪を巻き込めたりできるようなお祭りにしていきたいと思います。
お二人の今後の展望や将来の夢について教えてください。
『ファンキーなおばあちゃん』になることです。社会人になってもおばあちゃんになってもやりたいことをやれていて人とは違うことしているような人生を送りたいということでこのような夢を持っています。今までの学生生活の中でやれてきたことに感謝しつつ楽しいことをこの先もアグレッシブにできたらいいなと思います。
就活も落ち着いて、来年は社会人になるのですが、内定先が第1志望の所ではなく、『もう少し、自分の中では上に行けただろ。』と考えているのでそこで1位の業績をあげたいです。あとは結婚願望が強くなったのと子どもが欲しいので早いうちに結婚したいです。
最後に関西で頑張っている学生にメッセージをお願いします。
よさこいを始めたきっかけは友達で最初は今みたいにそこまで熱があるわけではなく、しんどい時期もあり、ある時期は「辞めてやる!!」って考えていたこともありました。でも、今振り返ると様々な人との交流や役職に就かせてもらって、いろんな経験ができたので良かったなぁ感じています。なので、しんどい時でも挑戦してその中でいかに楽しめることが大事ですね。こういう考え方があることでマイナスをプラスに考えられたりすることができました。それを学生生活の中で学べたのはよかったです。
無駄なことは何もないことですね。無駄なこともそれはそれで経験になるんです。それが積み重なって今の自分を作り上げているんですよ。だから、無駄な浪費や時間はなくて今後の自分自身に役に立つので今、何かに挑戦したいけど勇気がでないとかできないからしないというのはもったいないのでぜひやってほしいです。後悔をするよりかは挑戦したほうがいいです。
『少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。』
「徒然草」第52段より
かなり有名なフレーズなので知っている人も多いはず。どんなことにも教えてくれる人は必要だという意味です。彼女らは最初、先輩に教えてもらいながらしっかりと運営をしています。何も分からないところから生み出すのは難しいんですよ、当たり前のことですが。それは個性も一緒。個性はたくさんの人に会って、磨かれ、削られ、加工され、増えたり、減ったりして唯一無二のものが生まれる。お二人のお話からはそんなことが聞けた気がします。自分もさまざまなアドバイスをもらい、これからも個性を磨いていきたいですね。
安藤香織さん、花房真帆さん、本当にありがとうございました。
「関西学生見聞録」では随時関西で頑張っている大学生・専門学生を募集しています。
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きっとみつかるカフェLINE
お二人が運営をしているこいや祭りは9月8日㈯と9月9日㈰に大阪城公園 太陽の広場を拠点に大阪各所で行われていますのでそちらも是非とも足をお運びください。
こいや祭り HP
http://www.koiya.net/