学生ライフ
「ディーン・フジオカになりたい」と本屋さんにお願いした。 【蔦屋書店に行きました。】
どうも。しみたくです。
みなさんは大阪・梅田の蔦屋書店に行ったことはありますか?
以前、個人的に来たことがあったのですがもう店内の雰囲気が大人過ぎて
大学生の自分にはちょっと近寄りづらい感じがしていました。
でもそれは「コンシェルジュ」の存在を知らなかったから。
梅田の蔦屋書店には、コンシェルジュがいます。
コンシェルジュは、ビジネス、美容、旅行、写真など、それぞれ専門の分野をもっており、その分野に対する深い知識をベースに、お客様のご相談に対応いたします。第一線で活躍されるお客様に相応しい、個性豊かな面々です。どうぞお気軽にお声掛けください。(※梅田蔦屋書店HPより)
なんて素晴らしいサービスなんだ!
ということで買いたい本を決めずにコンシェルジュさんにご相談してきました!
さあ梅田蔦屋書店にやってきました!
良い雰囲気ですね。
さて、店内にはコンシェルジュカウンターなるものがあります。
「寝付けない時読む本ありますか?」
「え、それは・・・小説ですかね?」
「あ・・・はい、そうですね。」
「それでは文学担当をお呼びいたしますね」
なるほど、コーナーごとに担当が分かれているようです。
ちなみに担当が不在の時もありますので気をつけてください。
さて文学担当の方がいらっしゃいました。
「寝付けない時読む本ありますか?」
「あ~、なるほど、それでしたら・・・」
あるんかい。
普通、作者とか、タイトルとかで本をさがしてもらいますがこんなざっくりしたお願いでもいいみたいです。
そして紹介されたのがコチラ
「こちらはアンソロジー(作品集)となっておりまして、一つ一つが短いので途中で寝ちゃっても大丈夫です。」
「なるほど。」
「まぁ、こちらは寝ても大丈夫、という本でして…、眠くなる本もありますよ」
え?そんな睡眠剤みたいな本があるの!?
そして紹介されたのがコチラ
「これは『読む本ではありません。考える本です。』というキャッチコピーからもわかるように100個も載っている哲学的な思考実験がついて考えているうちに眠くなってしまうかもしれませんね」
まさか「寝付けない」と言って哲学書が出てくるとは思いませんでした。
しかもこの本が欲しくなってきました。
素晴らしすぎるコンシェルジュ。
「ディーン・フジオカになりたいです」
「おー!そうですか!」
と笑ってくれたのが男性ファッションコーナー担当のコンシェルジュさん。
いやぁ、なりたいです。ディーン・フジオカ。
最近で一番かっこいいと思ってます。
「そうですねぇ・・・色んなファッション誌があるのですがお客様ぐらいの年代だと・・・カジカジとかセカンドとかなんですけど。」
あー、読んでる奴みたことあるわぁ…
「でもなりたいのはディーン・フジオカさんですよね。」
そうです。ディーン・フジオカです。深キョンにプレミアムアホとか言っちゃいたいです。
「でしたら・・・、クルーエルとか」
「メンズファッジとかですかねぇ。」
かっこえぇなぁおい。
およそディーン・フジオカ特集の雑誌を紹介されるかと思いきや、めちゃくちゃオシャレな雑誌を紹介されました。
しかも中身がイメージとピッタリでこの雑誌に載っているファッションをマネするとディーン・フジオカになれそうな勢いです。
「でもあの人スーツが似合うので…、メンズイーエックスとかもオススメですかね」
うおぉ・・・渋い・・・。
もう渋いおっさんが渋いスーツ着た写真ばっかりでちょっと僕にはまだかなって感じでした。
それから、どんどん雑誌を持ってきていただいて、10冊ぐらい紹介されました。
最後の頃にはコンシェルジュの方との話が盛り上がって本以外の事をおしゃべりしていました。
なんでも元々東京で雑誌編集の仕事をされていたそうでネットの普及によりファッション誌が若者に売れない事、
最近ファッション業界の勢いがないこと、大阪のファッションは住み分けがされていないことなど、色んなお話をしてくれました。
ディーン・フジオカになりたいなんて変なこと言う客にやさしく対応していただき、しかもベストな雑誌を教えてくれました。
ディーン・シミタクになれそうです!
「社会人になったら持つべきペンはありますか?」
「分かりました。選ばせて頂きます。」
そう丁寧に言っていただいたのは文具コーナーのコンシェルジュさん。
なんと梅田蔦屋書店には文具コーナーもあります。
しかもペンの品ぞろえがすごい。
そして持ってきていただいたのがコチラの三本。
右から
・ウォーターマン 「メトロポリタンブルーCT ボールペン」
・ラミー ステュディオ 「インペリアルブルー 油性ボールペン」
・パイロット 「カスタム レガンス」
ザ・大人。かっこいいです。
「お客様からはブルーの印象を感じたのでブルー系を選んでみました。」
すごく。気分がいいです。なんか金持ちになった気分。
「やっぱり、一本オシャレなペンを持っていると先輩社員から一目置かれますし何より、営業先などでは安いペンより良いペンの方が印象は違いますからね。」
「なるほど。」
ウォータマン社は創業者の名前で、保険会社に勤めていたウォーターマンさんが顧客に契約書にサインしてもらおうと万年筆を開けたところ、インクがポタリと落ちて台無しになってしまい、翌日再度訪問すると、他の保険会社と契約してしまっていたことから創業した。
なんて知識も教えてもらいました。
やっぱこういうウンチクをサラッというのが大人なんですね。
こんな使い方もできるなら梅田に来たらちょっと寄ってしまいそうですね!
梅田蔦屋書店は約500席のイスもありコーヒーを飲みながら本や雑誌をゆったりとよめちゃう。
そんな素敵な本屋さんです。