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【モテる会話術】気になるあの人に好かれるための15ヶ条【ポライトネス理論】
こんにちは、ライターのかまたまです。
知らないうちに大学のキャンパスから私が重宝していたATMが撤去されてしまったので、しばらくもやしと卵で生活していました。栄養失調です。
さて、突然ですが皆さん、好きな人いますか?
急に修学旅行の夜みたいな話題で恐縮ですが、気になる人には好かれたい、それが人間というものです。
そう、性です、サガ。
じゃあどうやったら好きになってもらえるのか?
この問題を解決するために、今回はとある言語学的な理論をご紹介します。
それがポライトネス理論です。
ポライトネス(Pliteness)とは、直訳すれば「丁寧さ」のこと。
この理論においては、ポライトネス=「円滑な人間関係を確立・維持するための言語行動」と定義されます。
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小難しい話はいいんだよ!
俺たちは好きなあの子から好かれる方法を知りてえんだ!
まあまあまあ。
そのポライトネスがどう恋愛に繋がるのかって話ですよね。
ポライトネス理論というのは、超簡単に言えば「どうすれば相手に不快な思いをさせずにコミュニケーションができるのか」、その方法をまとめたものです。
日本語だと敬語がその代表ですね。敬語は、相手に敬意を示すことで、不快感を与えずに円滑にコミュニケーションを行うツールなわけです。
小難しい話はいいんだよ!(2回目)
要するに!
ポライトネス理論を使えば、「相手に嫌われない」コミュニケーションの秘訣が知れるってことなんですよ!
ちょっとカタカナが多くなりますが、意識高い系になったつもりで軽~く読み流してください。
まず、人間には次の2つの「面子」、つまり「顔(フェイス)」があると言われています。
積極的面子(ポジティブ・フェイス):相手に良く思われたい、好意的関心を向けられたい
消極的面子(ネガティブ・フェイス):相手に踏み込まれたくない、ほっといてほしい
恐らく皆さんどっちの気分もありえますよね?
相手と仲良くなりたくて自分から話しかけたり、逆に今はちょっとほっといてほしいなって思ったり。
この2つの気分を守るために、人は心配りをします。
それぞれのフェイスを守るための心配りのことを、「積極的配慮(ポジティブ・ポライトネス)」「消極的配慮(ネガティブ・ポライトネス)」と言います。
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小難しい話はいいんだよ!(3回目)
ここから本題です。
要するに、相手に自分のことを好きになってもらいたいなら、「積極的配慮(ポジティブ・ポライトネス)」を利用すればいいのです!
では、積極的配慮を示して相手に好かれるためにはどうすればいいのか?
それは、ポライトネス理論の中で言われている次の15個の作戦を会話の中で実行することです!
今回はこちらのポライトネスにゃんこ君のお手本と一緒に、その15個をご紹介します。
【相手との共通点をアピールするために】
1.相手の趣味やニーズ、持ち物に注目せよ!
あれ、髪切った? てかその服ええなあ! どこで買ったん?
2.相手の趣味に賛同し、共感せよ!
え、カメラ好きなん? わかる~写真めっちゃええよな!
3.相手への関心を示せ!
ほかに趣味とかあんの?
4.方言や愛称で仲間アピールをせよ!
え、てか実は地元一緒やけん!
5.無難な話題を選び、相手の言葉を繰り返せ!
明日何すんの? あ、そうなんや、買い物行くんや~!
6.相手との不一致を避けよ!
あー、なんかわかる(形だけの同意)
7.共通点を想定して話題を振れ!
そういえば昨日の阪神タイガースの試合見た?
8.冗談を言え!
もうお金なさすぎて毎日もやしやわ(笑)
【協力者であることをアピールするために】
9.相手の欲求を承知したうえで気遣っていることをアピールせよ!
長話してごめんな、電車の時間大丈夫?
10.申し出て、約束をせよ!
レポートとか手伝うで! いつにする?
11.楽観的であれ!
まあなんとかなるやろ!
12.相手と自分を一緒に行動させよ!
一緒に飲も!
13.理由を聞け!
なんでそんなお酒強いん?
14.相互性をアピールせよ!
〇〇くん(ちゃん)が行くなら私(俺)も行こうかなー!
【相手の欲求を満たすために】
15.贈り物をせよ!
ライブのチケット余ったからあげるわ~
いかがでしたか?
このポライトネス理論は恋愛のためにあるわけではないのですが、円滑なコミュニケーションを図るという点ではとても参考になると思います。
先ほどの15個の作戦の要点をまとめるなら、「聞き上手になれ」ということです!
相手の話を邪魔せずに聞き、適切なタイミングで適切な質問を投げることができれば、自然と会話は続くものです。
「話してて楽だな、楽しいな」と思わせることで、あなたの気になる人を振り向かせることができるはずです!
ポライトネス理論、ぜひお役立てください!
参考:Brown, P. & S. C. Levinson (1987) Politeness: Some Universals in Language Usage