もともと絵本は描くって決まっていたんですけど、僕、絵の才能だけなくて……。ネコ描いたらタヌキって言われるほど。
そこで、熊本の震災をきっかけにあけみさんと出会って、すごくビビっときたんです。
僕、本能で文字を書きたいときは利き手じゃない左手で書くんです。あけみさんにそれを言うと、私も左手で描くときあるよって言われて。
私はいつ右手がなくなってもいいように左手で描くし、
いつ目がなくなってもいいように目をつぶる。
人が目の前で事故にあいそうになっていても、
ペンと紙を手に取ってしまうような人間だ。
この言葉を聞いて、絵を描くために生まれて来た人だなあと思って、この人に決めました。
本当に、タイミングですね。3月で保育士を辞めたのも絵本のためとかじゃなくて、もともとやりたいことがあったんです。その準備をしていた段階でオムと出会って。その時に絵本を出すって聞いて。本当にすべてタイミングです。
不思議と目をつぶって描いても形なるんですよね。大人になるにつれて、うまくなりたいとか、要らないものが入ったりしちゃうから。そういうの大人病っていうらしいんですけど、それを取っ払って描きたいなあと思って。
出版はいつ?
自費出版を考えています。お金については本当に悩んだんですけど、クラウドファンディングを考えていて。こうやって全国まわってトークライブとかもしながら委託販売をお願いしたり、書店もまわったり。今年中に5000部売りたいんです。
絵本って、2000部売れたらヒットって言われる世界なんですよ。でもさ、こうやって全国回って、1つの県で100冊買ってもらえば4700冊やし、1店舗に5冊置くのを10店舗やれば50冊、それを100日続けたら5000冊。
自己表現。
よく聞く言葉ですが、その形はさまざま。
彼らは「絵本」での表現にチャレンジしますが、それはただの選択肢の1つでしかありません。
2人は言います。
「これは、一番大事なものを手離す物語。」
現役大学生と現役保育士が描く、本当の「生きる」とは。
クラウドファンディングももうすぐ開始されるそう。
そして、6月21日~23日にかけて沖縄でこんなツアーも企画されています!
《 白川烈×あけみん×あらっちょと行く! 沖縄平和祈念3日間 》
彼らの今後の展開に目が離せません。乞うご期待。
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直接聞いてみた。 |
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