学生ライフ
ピアノ調律師の父は人生を楽しみすぎている ~趣味編~

まだまだある父の趣味

自転車にハマる前はカーレースに出場していた。

今では料理をしたりもする。

その他、朝の連続テレビ小説シリーズや、弱虫ペダル銀魂などのアニメを録画して見まくっているし、暇さえあればYouTubeでジャズを聴いたり自分の演奏動画を見返してはニヤニヤしている。
「コップのフチ子」シリーズをコンプしようとして狂ったようにガチャガチャを回していた時期もあった。

もうなんか、
人生めちゃくちゃ楽しそうである。

隣の芝生は青く見えると言うが、娘の私から見ても楽しそうに見えるなんて相当な充実度ではないかと思う。

父はなぜそんなにも毎日楽しそうなのか?

多趣味な父の人生観

 なんでそんなに趣味が多いん?

 多いというか……自分の環境に合わせてやれることをやってきた、って感じやで。

 昔は車でレースに出よったけど、仕事や家庭の状況が変化していくにつれて、そこに使えるお金は限られてくる。じゃあ、もっとお金のかからん乗り物にすればええと思って、自転車にした。

 意外と現実的な理由やった。

 そりゃあ、家庭も仕事もあるけん、趣味とのバランスは取らないかん。歳取って体が動かんようになったら、絵を描いたりプラモデル作ったりしたいなあ。

 「趣味」っていうと、「好きなこと・やりたいこと」ってイメージが真っ先に思い浮かぶんやけど、違う気がしてきた。

  「できること」やろなあ。仕事とか家庭とか、環境が変われば、使える時間もお金も、変わってくるけんな。やれなくなったり、やりたくなくなったら、やらんでええ。次にできることを探してやればええ。

 「できること」かー。私は空いた時間は本読んだり、ゲームしたり、動画見たり、音楽聞いたり……って感じで、統一性のない過ごし方してるけど。

  やらないかんことをまず終わらせて、空いた時間にやることがあればそれでええ。大事なんは、悔いのない一日にすることやけん。

 あー……確かに、私は趣味を作ろうと必死になってたけど、そもそもそういう「充実した日にしよう」という意識を忘れてた気がする。なるほど。

 

 

まとめ:「やるべきこと」と「できること」のバランスを取ろう

父が毎日楽しそうなのは、「趣味が多いから」ではなく、「悔いなく生きよう」と思っているからでした。

仕事と趣味が両立できているのは、「好きなことを趣味にしている」のではなく、「できることを好きにしている」からでした。

私に足りなかったのは趣味ではなく、一日を大事にする意識だったようです。

この世に生を受けて20年。
小学校の道徳の教科書を読み返そうと思いました。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!
父の仕事について書いた前回の記事はコチラから。

シリーズ

うちの父

 

 

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