学生ライフ
【モテ服の代表格】サカモト流、テーラードジャケットの基礎!

ヴォナセーラ! いつもベッドの上に「らく◯きんちょ」を置いて、その上で記事を書いているサカモトでございます。(マジ)

いきなりでございますが大学生の皆々様、テーラードジャケットを持ってございますか?

女子大生いわくモテ服の代表格だそうでございますよ!(ワタクシはおばさ……いえお姉様方にしかモテた覚えはございませんが)
もう持ってるという方もまだこれから買う方も、これを読み終わるころにはイタリア伊達男のようにジャケットを着こなせるようになっていることでございましょう。

ジャケット以前にファッション云々という記事がありますので是非そちらも一読くださいませ。
>明日から使える、サカモト流ファッション思考論

1.そもそもテーラードジャケットとは

テーラードジャケットとはざっくりと言ってしまえば「スーツの形をしたジャケット」でございます。
といってもスーツのように上下セットではなく、上のジャケット単体で売られているものと特にこのように呼称するのでございます。

ただ、スーツの上だけを指してこう呼称する場合もあり、正直この辺りは明確な定義がないため曖昧なのです。(アパレル商品にはこのようなものが多く、業界人でもよくわかっていないものもございます)

ちなみにそもそもの語源は「tailored(仕立てられた)」と「jacket(上着)」。
つまり職人が仕立てたものをこう呼んでいたのでございます。
ですから仕立てられていない既製品を指して“テーラードジャケット”と呼称することに眉を顰めるかたもいらっしゃいます。

ただこれは和製英語で、英語だと「sportcoat(スポートコート)」または「sportjacket(スポートジャケット)」と呼ばれます。

また、特にこの中でもボタンが金属のものを「blazer(ブレザー)」と呼びます。

2.テーラードジャケットの選び方

選び方に関しましては基本的にある一点を除いてスーツのそれとほぼ同じと思っていただいて全く問題ございません。
>ファッション専攻が教える正当なスーツの選び方

ではその一点とはなにか、

素材です。

スーツではウールが基本でございますが、ここのところはやはりジャケットでも変わりはございません。
しかしジャケットではスーツ以上に素材のバリエージョンがございます。(スーツでも一応あるにはあるのですが、そんなモノを着る洒落者はこんな記事は読まないでしょう)

たとえば、春であれば目の詰まった、やや厚みのあるコットン、夏であればサラリとした麻、秋や冬であればカシミヤやツイード。
こんなのは序の口で、まだまだ膨大なバリエーションがございます。
ですが今回はあくまで基本でございますゆえ、季節ごとの着こなしにつきましてはいずれ書かせていただきます。しばしお待ちを。

※ただしスーツと同じく化学繊維のジャケットというのは正直粗悪と言わざるを得ないものが多く、止めは致しませんがオススメはできません。

3.上下の色合いに気をつけるべし

テーラードジャケットがスーツから派生したジャケットであることは、先ほども説明した通りでございますが、そこで気を付けて欲しいことがございます。

それは、

上下であまりに近い色にしないこと

でございます。

例えば、下の写真をご覧ください。

スーツのスラックスを間違えたのか、はたまた服装に関心がないのか……
そんな感じがいたしませんか?

それよりは、

こちらの方がしっかりと、スーツではなくジャケットだと一目でわかり、また爽やかで上の写真よりもはるかにお洒落でございますね。

※上級者であればごく近い色味でも素材で上下に差をつけたり出来ますが、初心者の皆様にはお勧めいたしません。ただそういう着こなしもあると、念頭に置いておいてくださいませ。

4.色は使いすぎるべからず

これはジャケットスタイル(いわゆるジャケパン、以降こう呼称いたします)以外にも通じる事でございますが、ファッションというのは色数が多くゴチャゴチャしていると、どうにもスマートに決まらないものでございます。

たとえば、

こちらの写真よりも……

こちらの方が統一感があり、まとまって見えますね。
同じロイヤルブルーのジャケットでございますが、これ自体がかなり派手な色である為、他の色をなるべく抑えて統一感を持たせることで、派手な色を活かします。
上の写真ではゴチャゴチャとして色が喧嘩してございますね。

5.素材の相性に気をつけるべし

極端な話、真冬に着るツイード生地のジャケットに、真夏に着る麻のシャツを合わせるのは可笑しゅうございますね?

麻のサラッとした風合いと、ツイードのガサっとした厚みが絶妙なミスマッチ感を醸し出していますね。
それよりは、ツイードであれば冬の生地でございますからそれに合うようにタートルネックなどのニットに。

麻のシャツであれば同じく麻のジャケットに。

まぁ早い話が、極端におかしいことをしなければ、最初のうちは大丈夫でございます。
微妙な相性の良し悪しというのは、教わるよりも日々の着こなしの中で学んでいくもので、ワタクシでもいまだに素材の合わせ方は難しいと感じることが多々ございます。

6.皮製品の色は統一すべし

これも色と同じくジャケパンに限った話ではございません。
とりあえず語るより見ていただいた方が早いでしょう。

カバンとベルトは黒、靴と時計のベルトは茶色と、バラツキがあるよりも、

全て茶系のほうがまとまって見えますね?
そういうことでございます。

7.着崩しすぎるべからず

何度も申し上げますが、テーラードジャケットとはスーツから派生したアイテムでございます。
その着こなしも、スーツのそれに準じたものが基本となります。

それゆえ、初めからTシャツ等をインナーに着るよりも、きっちりとシャツに、靴もスニーカーよりも革靴で、ハーフパンツよりもフルレングスのパンツで着ることをおススメいたします。

何事も基礎から。
行書を書くには楷書の書き方を知っていねばならないのでございます。

慣れてくればそういった着崩しも大いに結構。ですが基礎がしっかりしてこそ、ドレスダウンした姿も粋に写るのでございます。

最後に

いかがでしたでしょうか?

毎度どんな記事でも申し上げておりますが、大切なのは基礎、本質でございます。
とにかく基礎なくして応用はございません。
型を知らずに型は破れないのでございます。
そうして初めてファッションというものが見えてまいります。

それでは、皆様良きジャケットライフを!
チャオ!

”ファッションは美味しいおでんと同じ”
── 干場義雅

編集部から一言

モテたければジャケットを着ろ

 

 

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