讃岐（香川県）に金毘羅宮（こんぴらぐう）があり、そちらがもとです。

その後、京都で建立されたのが安井金毘羅宮です。
「安井の金毘羅さん」という愛称で呼ばれていたりします。

金毘羅宮は、崇徳天皇と深い繋がりがあります。

崇徳天皇が讃岐に島流しになった後、
一切の欲を断ち切って金毘羅宮にこもったと言われています

この言い伝えによって、断ち物（縁切り）の祈願所として信仰されてきました。

今ではあらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶと言われています。
（良縁を結ぶのは、付け足した感があるような）

安井金毘羅宮に入って歩くこと数分。

あった！

予想以上に白い。

公式サイトを見ると、正しいお祈りの仕方が書いてありました。

1.御本殿に参拝する

白い石のすぐ奥にあるのが本殿です。
まずはしっかりと本殿にお参りし、祈願したいことを心で願います。

２．次に「形代」（身代わりのおふだ）に願い事を書きます

出典：http://www.yasui-konpiragu.or.jp/stone/

形代（かたしろ）？
身代わり？

なかなか怪しい展開。

100円以上のお金を賽銭箱に納めたら、自由に形代をとって願いを書きます。
形代が自由に取れるからって、祈願料はしっかり収めないとだめですよ。

お願いごとをするときケチっていたら罰が当たりますよ～

３．形代を持って、願い事を念じながら碑の表から裏へくぐる

なかなか不思議な気分。

穴が狭いので、女性で短いスカートの方は注意が必要です。
腰に上着などをまくのがいいかもしれません。

４．同じく形代を持って願い事を念じながら碑の裏から表へくぐる

往復しなければならないのは理由があるんです。

最初に表から裏へくぐる時は、悪縁を断ち切ってくれます。 
そして戻る時は以後の良縁を結ぶためだそうです。

だから、片道は絶対だめですよ。

形代に書いた結びたい良縁が叶わなくなってしまいますからね。

５．最後に形代を石に貼ります

白い石だと思っていましたが、
石の周りにびっしりと貼られていた形代によって白い石のような見た目になっていたのです。

さてどこに貼ろうかな。

ん？

「お母さんとお父さんの縁が切れて、お母さんに良い男の人が現れますように」

「お父さんと不倫相手から、慰謝料がちゃんとたくさんとれますように」

 写真越しでさえ怨念を感じる。 

なぜこんなに怨念のこもったお願いばかり書かれるのかというと、
崇徳天皇自身の人生が大きく影響しているからです。

「クリスマス前に恋人が見つけられるかも！」と期待しながら読んだのに、
崇徳天皇のホラーエピソードを読まされて、ガッカリしている人もいるのではないですか？

それは誤解ですよ！ 

崇徳天皇のようなガッツ（正確には執念）があれば、
クリスマス前に恋人をゲットできるという事を僕は伝えたかったんです。
（強引すぎるかな）

出典：http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-ea-96/ht85obw96/folder/637577/93/33124093/img_3?1389711717

何はともあれ、今年も残すところ一カ月。
クリスマスも目前に控えていますね。
それまでに、悪い縁は精算して新しい出会いを見つけたくありませんか？

 すこしでもそんな気持ちがある人は是非、安井金毘羅宮に行ってみてください！

 ちなみにですが、崇徳天皇が血の付いた写経を送ったなどのエピソードは諸説あるようなので、真偽は皆さんで判断してください。